最近、満足な睡眠取れてますか?
快適な睡眠を得られない夏、夜暑さで寝苦しく、途中何度も起きてしまったり、汗と共にビタミン、ミネラルが失われることで眠りが浅くなってしまったり、外に出れば暑く、室内に入れば冷えている環境の中、自律神経が乱れ、睡眠に影響を及ぼすことが多くなります。夏に限らずワーカホリックな頑張り屋女性の睡眠問題について年中相談を受けていますが、今回、不眠に漢方が効いた3症例をご紹介させていただきます。
●睡眠薬と漢方薬との併用は?
漢方薬は眠りやすい体質へと少しずつ導くものです。飲み始めてすぐに、眠れるようになるものではありません。睡眠薬を使用している人はいきなりやめることで、離脱症状を起し、全く眠れなくなってしまうこともあるため、しばらくの間、睡眠薬と併用しながら漢方薬の服用を続け、睡眠薬を徐々に減量していくと良いでしょう。
●不眠症に漢方薬が著効した3つの症例
①80代女性
離婚を機に40代から徐々に不眠の症状が現れるようになる。60代になると睡眠導入剤を服用しないと眠れなくなる。普段は腎機能低下による淡白質の制限をしていることから貧血も見られる。痩せ、食欲が以前より落ちる、睡眠導入剤によって記憶力が悪くなったかもしれないと不安を感じる。人参養栄湯と酸棗仁湯をを併用。2週間で睡眠導入剤を手放す。睡眠導入剤なしで起きた朝のすっきり感が嬉しいとのことでご報告頂く。また、この他にも体力がついたことから家族と遠出する際に疲れなくなったことが嬉しいとのこと。
②30代女性(経営者)
眠れない日が一週間続き睡眠薬を服用。眠れないことによるイライラ・焦燥感あり。仕事のことが頭から離れず、落ち着かない様子。相談中も言葉がうまくまとまらない様子。体に力が入り緊張状態。夜間、歯のくいしばりがある。脈は細く、「血虚」が見られる。抑肝散加陳皮半夏と加味帰脾湯を併用。一週間後に睡眠薬なしで眠れるようになる。精神的にも落ち着きオンオフの切替えができるようになる。
③20代女性
20歳から寝つきが悪く6年間、睡眠薬を毎日服用していた女性。産後、2カ月。授乳中につき睡眠薬の服用を手放したい。ストレスはなく、症状としてあるのは貧血のみ。夜体中がほてる、産後の服力低下を考え「地黄」を中心とした処方を考える。酸棗仁湯と知柏地黄丸を併用 最初の2週間で睡眠薬が半量になり、4週間後には睡眠薬を手放す。2カ月後に漢方薬も卒業し、再び不眠が出た際にかかるよう伝える。
●終わりに
最近眠れなくなった方、長年眠れなくて悩んでいる原因は一人一人違うものです。睡眠の問題は漢方薬で改善していくこともきます。長いこと睡眠の質が悪くて悩んでいる方、諦めないで是非ご相談ください。
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