東京・代々木上原にある漢方薬店

ご予約
お問合せ
アクセス
営業案内
ズボラ薬膳

江戸川区「NPO法人らいおんはーと子ども食堂」で薬膳ボランティアを行いました

お知らせ

江戸川区「NPO法人 らいおんはーと子ども食堂」で薬膳ボランティアを行いました

このたび、江戸川区の「らいおんはーと子ども食堂」にて、薬膳のボランティア活動をさせていただきました。

子どもたちと保護者の皆様、総勢32名を前に、「薬膳ってなに?」をテーマにお話ししました。

インフルエンザ治療薬「タミフル」が香辛料から生まれたという話をすると、子どもたちからは「ええー!」という驚きの声が上がり、会場に笑顔が広がりました。
八角をまわして香りを嗅いでみると、「くさい!」「不思議なにおい!」といった反応も。

子供達にとっての薬膳とは、修学旅行で回るお寺のようなものだろうと思っていたら、お話が終わったあとには、子どもたちが駆け寄ってきてくれて、たくさんの質問をしてくれました。

普段の食事と漢方の関係、そして「食べることは生きること」について、小さなお子さんから大人の方まで一緒に考える時間となりました。

らいおんはーとさんは、家庭環境にかかわらず、すべての子どもたちに「体験の格差」が生まれないようにとさまざまな取り組みをされている子ども食堂です。
その活動の一環として今回の薬膳講座を開催してくださったことに、心から感謝いたします。

帰り際、あるお母さんから伺ったお話がとても心に残っています。

「最初は、手を差し伸べてくれるらいおんはーと”に頼るということに、どこか戸惑いや抵抗がありました。一人でやらなくちゃ、とずっと思っていたんです」


私たちはときに、「自分一人で頑張らないといけない」と思い込んでしまいます。これは、従来の母親像が「どこか献身的で自己犠牲を伴うもの」であったり、「誰かのために我慢することが良いこととされやすい」「迷惑をかけてはいけない」などの意識が根っこにあり、ついつい無理を続けてしまうものだと感じています。「真に自立することは頼る先をいくつも用意しておくこと」助けを借りることは決して弱さではなく、自分や子どもを守るための大切な選択肢でもあるのだと、改めて気づかされました。無意識に自分を追い詰めてしまう母親たちにとって安心して甘えても良い場所がある。地域の人たちと繋がり、誰かが見守っていてくれるという実感は母親自身の心の栄養につながるものだと感じました。

「食べる」というありふれた営みが、「誰かの役に立てる」こと、そして「食べることを通して自分を大切にできる」ことに少しでもつながっていたらうれしく思います。

 

ご参加くださったお子様たち、保護書の方々、主催のらいおんはーとさん、大変貴重な経験をありがとうございました。

 

またこちらのNPO法人らいおんはーとさんでは、様々な形で支援も募集しています。食材のご提供や、活動へのご寄付、ボランティアとしてのご参加などは大変大きな力となります。

皆さまのお気持ちが、子どもたちの笑顔と、親御さんたちの安心へとつながります。
ボランティア活動にご興味のある方は、ご連絡ください。

 https://npo-lh.com

最新情報

  1. 「もしかして更年期? 疲れて何も手につかない」がラクになる― 私らしく心地よく過ごすための漢方ご相談例

  2. 「更年期を笑顔で迎える、漢方薬のある暮らし」

  3. 歯ぎしりの対策に漢方薬

PAGE TOP