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産前・産後の働き方で悩んでいる人へ

産前・産後の働き方で悩んでいる人へ

女性の人生は、妊娠・出産を機に大きく変わります。

漢方相談で出産後の体調不良だけでなく、出産直後に出産前の自分に戻ろうと葛藤する女性を多く見てきました。育児中の女性達は時間を経て、変化を受けいれ始め落ち着きを取り戻します。しかしながら、落ち着くまでの期間、様々な葛藤に直面することもあります。

漢方のご相談の中でも、妊活とセットで多い女性のお悩みですが、

「妊娠した後のキャリアどうしよ…」
「スキルアップどうすれば…」
「あれもできない、これもできない…」

起こっていないことを「かも知れない」可能性から、すごく悩んでいる女性がとても多いという印象です。

拙者も妊娠前、同じことを考えていたのでこの類の悩みを抱える女性の気持ちは、よくわかります。また、子育て中心に仕事をするという選択をして、後悔している女性も沢山見てきました

妊娠、出産などのライフステージの変化は未知過ぎて不安に思うのも無理ありません。ここでライフステージの変化を柔軟に受け入れて、変化をするための方法をお話ししたいと思います。

妊娠・出産後の自分を取り巻く環境変化

妊娠、出産後ライフステージが変化した後のお話しになりますが、結論からお話しすると、キャリアアップもスキルアップも情報のアップデートもできます。出産後は出産による疲れ、育児による疲れ、ホルモンバランスの変化、寝不足などの理由からケアしないと体調が悪いままの女性が多いので、漢方薬などを使った積極的なケアをお勧めします。体のケアに対しては良くなる方法はいくらでもあるので、調子が悪いようでしたら、早めに相談して下さい。

子供を産んだ後の仕事ややりがいに関してですが、出産後は、想像以上に子供中心の生活になります。想像以上に時間がない!!!ですので、やりたいことが「すんなり」できるかどうかについては以下に記すことが絡んできます。

✔️仕事内容 
✔️パートナーの育児参加の度合い
✔️パートナーの経済状況
✔️パートナーの性格や育った環境
✔️子供の健康状態
✔️子供の性格
✔️子供が何人育てているか
✔️バアバやジイジが側にいて手伝ってくれるか
✔️自分の性格

テレワークだったり、子育てをサポートしてくれる人がいるかだったり、色々な係数が絡んで、「すんなり」できるかどうかが決まります。自分のやりたいこと優先だった女性が子供と長くかかわることで、変化していくこともあります。

出産後のやる気やモチベーションの維持をどうしたらいいのか

漢方相談には出産前まで社会で活躍されている女性も沢山いらっしゃいますが、産後思ったようにいかず、葛藤する時間が長い程、気持ちは沈みがちです。エネルギーの消耗も激しくモチベーションも下がりますので、状況を見極めて受け入れ、取捨選択していくことです。とは言え、すんなり切り替えができるのであれば悩まないですよね。では、どのようにすればいいのか、ここでお伝えしていきたいと思います。

今までと違うペースで進めていく

結果を早く求めてしまいがちな女性達は、今までのスピードでこなせなくなったことで、焦りを感じることもあります。このことは、思うように進まない葛藤へと繋がります。時間をかけて進めていくよう心がけてみてください。

時間や体力がなくなったことを受けいれる

圧倒的に時間がありません。まずは、ライフステージが変化し状況が変わったことを受け入れてください。物理的に変わったぐらいに思って、変わったことに気づいていない女性もいます。

出産前とはやり方や目標設定を変える

残業ありきの職場で働いている女性に多い、「産後の塩漬け」笑。時間がないから活躍できないじゃないかー!とヤキモキしている女性も多いのでは。日本人独特の「長時間、職場にいることが美徳」、かけた時間の分、結果が出るという職場に長いこといて、もしそのような思い込みがあるとしたら、その思い込みを外していくこと。評価される基準がそこにあるとしたら、時間パフォーマンスを上げられる方法や職場、働き方を考え直すこと。また、どれも70%くらいでこなす、くらいの心持ちでいると気持ちが楽になることもあります。頑なに出産前の自分に戻ろうとすることで今の自分とのギャップから葛藤してしまいます。柔軟に自分を変化させることが大切です。

決める、腹をくくる

すんなりやれるかどうかは別として、やりたいことがやれるかどうかという話しについでですが、答えは「やれます。」
家族の協力や賛同が得られるかどうか、また子供がいて時間がないからということでもなく、最終的には自分がやるかどうか決めて腹をくくることです。
協力してもらえそうな人を書き出してみたり、方法については専門家に相談したり、時間をかけてこなす、これは育児しているかどうかにかかわらないことですよね。

無理をしないはどこまで無理しない!?

産後、拙者もアクセルをかけられる時にかけようと、仕事をゼロにはしないようにゆるく仕事をすることを考えていました。最低限「続ける」ことだけを目標にしていた時期もありましたが、ゆるく仕事をするのもなかなか難かしいものですね。
無理をしないは、どこまで無理をしないのか?という問題です。自分にあるキャパシティを4つに分けて捉えていきます。「心」「体力」「時間」「能力」の4つ。「無理しない」は、4つのボトムに合わせて考えてみましょう。能力があっても他に余裕がない時、特に「心」が追いつかない時は、無理しないことをおすすめします。

未来を案ずるのはやめましょう

その時々で色々悩みも出てくるのでしょう。しかし、悩んだ末の選択は、自分がその時に取ったベストな方法になり得るので、未来のことを考えすぎても仕方がないと割り切ることです。考え過ぎて、色々踏みとどまっているならまずは考え過ぎるのをやめてみてください。

終わりに

子供がいてもスキルアップはできるし、自分が腹を括ることでチャレンジはできる、できる限りチャレンジしたい人はしていくことをお勧めします。負担が大きすぎて、居心地が悪いのなら、結果を早く求めずにその時にやらないのも一つの手。どの選択肢を取ってもモヤモヤすることもあります。ライフイベントの大きな変化は未知すぎて、誰にとっても不安ですよね。しかし、よく自分を観察し、不安に思っていることは「本当に起こりうるか?」客観的に観察してみてくださいね。

また体力自信がない、気持ちに余裕がないなどのお悩みには漢方薬で解決していくこともできます。是非、ご検討ください。
産前・産後の働き方で悩んでいる方、ご参考にして頂けたら幸いです。

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