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漢方症例

「子宮筋腫」生理のたびに大量の出血!貧血症状による頭痛・疲れが1か月で改善した漢方症例

漢方薬服用ににょって4週間で、子宮筋腫が原因の貧血症状による頭痛や疲れが改善されただけでなく、生理前のイライラや胃の痛みも改善で内側から整った漢方症例。

40歳女性。初回来店時、子宮筋腫によって、生理時の出血が多すぎることによって、貧血がひどくなり様々な症状が見られました。疲れだるさ、頭痛などの症状が見られましたが、漢方薬を服用により、貧血症状が改善されて、疲れがなくなるなど、明らかに生活の質が良くなったという症例です。また、治療をしているうちに生理前のイライラや胃の痛みも楽になった、肌質が改善されたとのこと。今後のライフプランに合わせて、治療を続けていく予定です。

(主なお悩み)

子宮筋腫があり、一番大きくて4㎝と5㎝ 他小さいものを含めると20個あるとのこと。2年経過後徐々に大きくなっているということを気にされていました。子宮筋腫による頻尿下腹部の違和感生理時の経血量が多いことによる貧血症状などの症状もみられ来局されました。

(その他症状)

その他の症状として以下の症状も見られました。貧血検査値で指摘される (動悸なし 息切れなし)疲れやすい(常に疲れている) 体温36℃冷えあり(手足先) 疲れると手の平の付け根が痛くなる 睡眠問題なし11-7時まで(途中起きることもある)

(生理の状況)

生理期間中は貧血で顔が真っ青になる 出血量多い(夜用ナプキンを2-3時間で交換する)1-2日目が特に多い。生理痛はない。貧血による頭の重さがある。生理前にいらいらする症状がみられる。胸の張りあり。

(精神面)

子供の受験によるストレスで胃が痛む。疲れやストレスにより悪化。仕事のやりとりでカッカしていることもあり普段からストレスが強い。朝はお腹すかない。夜食べ過ぎる。晩酌ワイン2杯。逆流性食道炎を指摘されたが、げっぷや胸やけなどの症状は見られない。

(その他症状)

排便2日に一回 バナナ型。食べるのが早い。汗を全くかかない。花粉症などアレルギーあるが今は落ち着いている。口渇あり。皮膚乾燥。

舌診:舌紅 辺尖紅 薄黄苔 るい瘦 暗 扇動    腹診:胸脇苦満 心下硬 小腹不仁   脈診:細弦

処方 「血虚」」の症状があることから「当帰」を中心に処方を選ぶ。胸脇部に硬さを感じることから「柴胡」を中心とした漢方薬を選び、精神的な緊張から来る生理前のイライラや胃の痛みにアプローチしていきました。また下腹部に力が足りないことから「地黄」を使用した漢方薬を選んでいきました。

>>3週間経過後

貧血症状の改善が見られ、疲れやだるさ、肌の乾燥が改善された。排便が硬かったのが改善、頻尿症状の改善、胃痛も軽くなる。疲れによって「食べなきゃならない」という強迫観念があったが、疲れが取れたことにより、暴飲暴食が治まったとのこと。また、食前に漢方を服用することで、食べ過ぎることを防げるとのこと。生理が軽くなった。冷えは改善されていない。(主に下半身の冷えを感じる)

処方 下半身の血液のめぐりが良くないため、上半身の冷えは感じなくても下半身が冷えるなどの症状が見られたり、むくみがあることから「桂皮」の入った処方を追加。

>>4週間経過後

自覚症状として「顔色が良くなった」とのこと。生理の量が減り、生理時の貧血が改善されて更に調子がいい。お腹の張りが改善し、お腹がへこむ。生理前のいらいら、日常でのいらいらがなくなる。肌の調子がいい。

(終わりに)

子宮筋腫に関しては経過観察中です。この例のように、漢方薬で子宮筋腫の治療をしているうちに、子宮筋腫に伴う不快な症状が軽くなるだけでなく、肌質が良くなる、イライラがなくなるなどの嬉しい二次的副産物を得られ、トータルケアをすることができます。

子宮筋腫の治療ではその人のライフプランに合わせ、自分に合う最適な方法を見つけていくことが大切です。副作用のため西洋薬での治療が合わない人や手術を先送りしたい人、閉経が近く閉経に逃げ込みたい人などには、漢方薬での治療もおすすめです。

「子宮筋腫はどのように治療するの?」という疑問をお持ちの方はこちらから

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