「トイレが我慢できない」急に迫ってくる頻尿、尿意に悩んでいた方へ。漢方薬を取り入れることでこの我慢できない感じがグッと落ち着いたケースがありました。漢方ではこのような症状は「腎」と関係していることが多々あります。体質に合わせて整えることで、無理に抑えるのではなく、自然と落ち着いていくのが漢方薬の良さです。「忙しいからしょうがない」「年齢だから・・・」と諦めず、体のサインと捉えて優しく整えていきましょう。

ここで、頻尿に漢方薬が効いた40代女性の漢方相談の事例を紹介させていただきます。
40代女性
■主訴(S)頻尿・強い尿意(7〜8年前続く)
2時間に1回トイレに行きたくなる。会議前などトイレに行けない環境では、余計に気になってトイレに行きたくなる傾向あり。夜間尿は特にない。排尿を我慢すると一時的に落ち着くこともある。ホットヨガの後は頻尿が顕著に現れる。冷えによって悪化することがなく、これと言った悪化要因はない。
■その他症状
足がつる(歩行後・寒冷時)手のひらが乾燥する。肩こりや首こりを感じている。食べ過ぎでお腹を壊す。お腹を壊しやすい傾向がある。昼食後の眠気あり。疲れは子育てがひと段落したため感じていないが、仕事によるメンタルの疲れは普通にある。
舌:胖大(ぼってりとして大きい状態)・暗い色・白い苔が見られる
腹:下腹部の腹力なし
漢方薬:
足のつり、排尿の問題、皮膚の乾燥、下腹部の腹力がないことから「地黄(じおう)」を中心とした処方を選ぶ。地黄を中心とした処方は、胃腸に負担がかかることから消化器をケアする漢方薬も併せてお渡しする。
>>3週間 経過後変化
お腹の調子が良くなるものの排尿状況に変化はない。
>>2ヶ月 経過後変化
排尿変化なし。忙しすぎて夜は家に寝に帰るのみ。1回の尿量は変化なし。尿の切迫感に関しては変化がなく。排尿の1回量に関して行きたいわりには出ない気がする。2時間に一回トイレに行く。トイレに行きたくて目がさめることはない。早朝、尿意が強い時とそうでない時がある。
その他、24時就寝、6時半起床。疲れを感じる。長時間同じ姿勢でいることもある。床暖房につき裸足でいることが多い。足が冷えている自覚なし。足がつりそうになることもある。肩こりは長時間パソコンを見ている割には楽。
>>2ヶ月半 経過後変化
排尿状況が好転してきている。1日、切迫感を感じない日も2、3週間に1回くらい出てくる。それでも行きたい時は、2時間に1回は行きたくなる。日中はそこまで感じない時もあるが、朝起きた時に強く尿意を感じる時がある。足のつりもなくなる。
>>3ヶ月半 経過後変化
尿に関しては大きな変化はなかったが、以前に比べて良い。
静脈瘤あり。下半身の血管が浮き出ている。体を動かして、硬い。冷たい。下腹に力が入らない。肩こりあり。疲れると腰にくる。足先の冷えは自覚なし。(冷えている時に足が攣りそうになる)
今までの漢方薬に血流を良くする漢方薬を追加する。
(デスクワークが多く、静脈瘤が見られることから、瘀血の対策を考える。)
>>4ヶ月 経過後変化
尿意切迫感は良くなり、全く感じない日もある。
朝の尿意もなくなる。ここ1ヶ月足がつることもなくなった。排尿回数は1日8回以内を目指して、なるべくトイレに行かないように気をつけているとのこと。
尿意切迫感は4ヶ月で改善することができました。忙しいながらも、日常で体、特に下半身を冷やさないように気を付けたり、血流を改善するために積極的に筋肉トレーニングなどを取り入れることで全体が整ってきました。
4ヶ月間、漢方薬を飲むことで頻尿症状が改善した漢方相談の例です。症状は改善しましたが、漢方薬を飲んでいた方が、体全般が整う感じがあるとのことで現在も漢方薬を続けています。ご本人の目的である頻尿症状にフォーカスして改善することを考えおりますが、体全体も整えていくことが漢方薬の大きな特徴です。是非、お考えの方はお気軽にご相談ください。
コメント