日本中医学院(北京中医薬大学 日本校)は、薬膳や中医学のプロフェッショナルを育てる場であり、私は8年前に同校を卒業いたしました。
このたび、資格を取得したものの活かし方を模索している方々へ向けて、卒業生としての活動をご紹介させていただきました。こうした場を与えていただけましたことに、心より感謝申し上げます。

27歳で足を踏み入れた漢方薬局は、全国から後継者が集まり、修行を経て独立していく、いわば“漢方の登竜門”とも呼べる場所でした。私はその中で、将来を約束された「漢方のサラブレッド」たちと肩を並べて働くことになったのです。劣等感に押しつぶされそうな日々もありました。劣等感を克服するために時間がある限り、勉強し、自らの体で漢方薬を試し経験を積み重ねてきました。
相談の現場では、思うように結果を出せない時期もありました。しかし、独立前、最後に師事した許志泉先生の厳しい指導のおかげ、選択肢に上がる漢方薬の中から、正確に選び抜く力を養うことができるようになったと感じております。山あり谷ありの中で鍛えられた経験が、今の私を支えています。
大切なのは、一足飛びの成長ではなく、積み上げ続ける力、気づけば、確実に以前の自分を超えている。そう実感できるようになりました。
今後も漢方と薬膳を通じて女性たちの力になりたいと思います。一人ひとりに寄り添いながらも、社会に価値を示し、道を切り拓いていく――
今回の活動報告では、涙を浮かべて耳を傾けてくださる方もおられ、「応援したい」という声もいただきました。これからも挑戦を重ね、仲間と共に、漢方と薬膳の未来を切り拓いてまいります。貴重な機会をありがとうございました。
