
高血圧と更年期 ― 50代女性の症例
症例のご紹介
50代 女性。
数年前から少しずつ血圧が気になり出した。病院で降圧薬を飲もうかギリギリで迷っている。更年期に入ってから、ホットフラッシュ・肩こり・不眠・動悸などの症状も現れ、日常生活に影響している。イライラしてしんどい。
「血圧の数値だけではなく、体全体を整えたい」という思いから、漢方相談にいらっしゃいました。
普段 食欲は問題なし。便秘、目の疲れ、夜間尿もあり。
漢方的な見立て
更年期の女性の高血圧には、いくつかのタイプがあります。今回の方は以下の特徴がみられました。
顔のほてり・のぼせ、寝つきの悪さ、夜中の覚醒、肩こり・頭重感、イライラや気持ちの不安定さ
漢方的には「肝火上炎(かんかじょうえん)」「陰虚陽亢(いんきょようこう)」といったタイプに相当します。体の陰陽バランスが崩れ、上半身に余分な熱や気がのぼることで、高血圧や自律神経の乱れにつながっていました。
漢方でのアプローチ
1体の余分な熱を冷まし、気の上昇を下げる
2不足している「陰」を補い、落ち着きを取り戻す
3血流を整え、肩こりや頭重感を軽減する
実際には、柴胡加竜骨牡蛎湯と杞菊地黄丸を3週間服用
3週間後体調変化
イライラがなくなり便通が良くなる。夜しっかり眠れるようになったのが驚き。
薬に頼るだけでなく、日常生活の見直しも重要なので、ウォーキングや軽いストレッチで血流を改善をするようおすすめしました。
経過
服薬開始から2〜3か月で、顔のほてりや肩こりが軽減し、夜の眠りが深くなりました。血圧も大きく乱れることが減り、体調への安心感が得られるようになっています。
服薬開始から2〜3か月で、顔のほてりや肩こりが軽減し、夜の眠りが深くなりました。血圧も大きく乱れることが減り、体調への安心感が得られるようになっています。
最後に
高血圧は数値だけでなく、「からだ全体の声」を聞くことが大切です。特に更年期世代の女性は、ホルモンバランスの変化と相まって、不眠・イライラ・のぼせなどの不調が重なりやすい時期です。日日漢方では、血圧管理とあわせて、心身のバランスを整えるサポートをしています。更年期に入ってから体調の変化を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
薬剤師 田村英子
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