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子宮頸部異形成(軽度異形成)3か月漢方薬を服用することで「異常なし」

子宮頸部異形成と診断された後に、そのままにしておくのはあまりに不安が大きい。診断された後は、どのように考えて行動するかが大切です。不安を感じている女性に漢方薬がおすすめ。子宮頸部異形成、軽度異形成と診断されて3か月漢方薬を服用することで「異常なし」になった漢方症例をご紹介します。

30代 女性

医療従事者 

初回来店X年 Xー1年CIN(軽度異形成)と診断される

X−2年(2年前) 子宮頸部異形成 HPV18型と診断される。LSIL(べセスタシステム分類 子宮頸部表面に軽度のHPV感染を認める)子宮頸部異形成に伴う症状は特にない。(出血なし)

<生理の状態>生理周期 25-27日 生理期間 5日間 経血量の問題なし 生理前2-3日前になると腰の痛みあり(下腹部もシクシク痛む)痛み止めを飲むことがあるが、毎回ではない。月経血にレバーのような塊はない 生理前になると胸が張る。緊張やイライラなどの情緒変化はない。

<その他症状>足先は冷えるが、上半身の冷えは感じない 暖房の環境下でのぼせることが多々ある。肩こり自覚なし。生活リズムは仕事の出勤時間によりバラバラ。遅い日は21時ごろ帰宅することもある。朝7時から8時くらいに起床する。睡眠時間は毎日8時間程度。昼食は職場の人と交替で入るため、遅くなることもしばしば。食欲に問題はない。排便は毎日あり。仕事柄イライラしないように気をつけている。緊張すると痛みが出て下痢っぽくなる。出勤前は、痛みにお腹が痛むことが多い。お腹の張りがある。トイレは近い。貧血傾向あり。(電車に乗って意識を失う)運動歴:フットサル 

舌胖大 歯痕 暗淡

胸脇苦満(右)心下痞

<処方>

利気剤と活血剤を合わせて使用する。下腹部痛、冷えのぼせ傾向、下腹部痛があることから、「桂皮」「牡丹皮」「延胡索」「紅花」「川芎」「牛膝」などを中心とした処方を使用する。

腹診、胸脇苦満、生理前の胸の張りがあることから「柴胡」を中心とした処方を。舌より浮腫み傾向、頻尿であることから「茯苓」「白朮」、緊張による腹痛の傾向があるため「白芍」などを用いた処方を合わせる。

下半身を温めながら、血液の巡りを良くする「桂皮」を中心とした処方で、3週間から1ヶ月ごとに症状を伺いながら、漢方薬を変更し、しばらく続ける。

3ヶ月後症状変化

直近の婦人科での診断で、NILM(異常なし 子宮頸部の表面は異常なし)と診断される。生理痛が楽になる。生理前の緊張なし。仕事が早く始まる日は緊張して、朝早く目覚めるが、睡眠の質も良くなった。くいしばりがなくなる。お腹がゆるくなる時もあるが、お腹がゆるくなる頻度は減っている。生理前の胸の張、なくなる。

<終わりに>今回の診断で、異常なしとされましたが、定期的に子宮がん検診を受ける必要があります。3か月でNILMになり本人も安心しているご様子でした。子宮頸がんの一番の予防はワクチン接種が基本です、しかし、もしかかってしまった時にどのように、どのように考えて行動するのが良いのか考える必要があります。その人の体の弱いところを補って、巡らせる漢方薬でのケアもおすすめです。

女性のための漢方薬店 代々木上原から徒歩3分 日日漢方

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https://nichinichi-kampo.jp/

漢方薬剤師 国際中医専門員 田村英子

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