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漢方症例

【漢方症例】夜も眠れないほどの耳鳴り 8週間で完全に消失

症例 30代 女性

耳鳴りがするようになる。日中、耳鳴りがひどい。

悪化する原因、会議中、工事現場の大きな音によって、耳ながりが悪化。家に帰ってくると鎮まるものの、耳鳴りのせいで寝付くことができない。

その他の症状、最近、腸内整っていなくて、ガスが増えた。お腹が痛くなることもしょっちゅうある。手足などの末端に汗をかく。体に力が入っていることが多々あり、イライラしやすい。

胸脇苦満(+)心下痞(+) 脈細弦数

漢方薬を8週間処方後、耳鳴りがなくなる。

<処方>

体に力が入りやすいことや、手足などの末端だけに汗が見られること、緊張すると、お腹が痛くなることから、交感神経が優位になり「気」が巡っていない状態と考え、「柴胡」を中心とした「気」の巡りを良くする処方を考え、「柴胡」「芍薬」「枳実」「甘草」を処方しました。

本処方は、「傷寒論」に「少陰病、四逆し、或いは悸し、或小便不利、或は腹中痛み、或泄利下重する証。」と記載されています。お腹を壊した後、精神的に塞ぎ、心の煩いがあり、倦怠感を覚え、腹痛し、手足が冷え、尿量が減少し、大便が滑痢し、脈沈小にして力がある証に用いるとされています。(『漢方古方要方解説』医道の日本出版社 著 奥田謙蔵より)

お腹を触るとガチガチに固くなっている人によく使われる処方ですが、この方は、お腹の硬さはそれほど強くありませんでした。しかし、本処方は、緊張することで無意識に体に力が入る、食いしばりがある、緊張による筋肉痛なども見られる人のお腹の痛みや、末端の汗に用いて効果があることがこれまでの経験から、今回も同じような症状が見られたため、処方したところ、耳鳴りの症状を改善することができました。

<結語>

頑張ってストレスを抱えて、現れる症状は人それぞれです。この方は耳鳴りとなって症状が現れましたが、ストレスのサインに早めに気づいて対応していくことが大切です。

特に耳鳴りは慢性化しない早めの対応が大切です。最近「音が聞き取りにくい」「耳が詰まる感じがする」など違和感があったら見逃さないで早めにケアをしていきましょう。

薬剤師 田村英子

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