子宮頸部異形 軽度異形成と診断されたが、5ヶ月漢方薬を飲むことで「軽度異形成」から「異常なし」になった漢方の症例をご紹介します。
【症例】20代女性
初回来店時X年
X−1年 「子宮頸部異形成」軽度異形成と診断される。経過観察と言われるも、仕事が忙しく生活が不規則になり、体調に不安を感じ来店。子宮頸部異形成による特別な症状(出血など)はなし。
体調変化は生理周期の乱れで感じる。生理初日に痛み止めを飲む。(ロキソニンを必ず服用)生理が予定日よりも10日遅れてきた。量に変化はない。生理中、眠気あり。生理初日:気持ち悪くなる。PMS:生理前に多少の落ち込みあるが、気にならない。
普段 やせBMI 17.5 昔から疲れやすい。仕事が忙しく夜中に帰ってくる。<睡眠>疲れて熟睡 (1時から7時)水分取らないと頭痛してくるため、水分は1日2リットルくらい飲む <運動習慣>むくみを感じない。 歩いた後にふくらはぎが張る。休日10キロ歩く。 <精神面>安定<排便>1日一回<貧血>正常値内<食事>朝小食 昼定食 夜自炊 リモートワークの日は朝昼適当に済ませておしまいになることが多い。
舌淡 胸脇苦満 脈細
体質 気滞血瘀血 気血両虚
処方 気血を補い、気の巡りを良くする漢方薬を処方
<3週間後体調変化>
生理量 いつもより増えた。生理周期が28日で来て整う。生理痛はまだある。仕事に慣れてきたため、緊張が減る。
<6週間後体調変化>
生理痛あり。気血を補いながら血の巡りを良くする漢方薬に変更する。
<3ヶ月後体調変化>
生理痛症状和らぐ。
<5ヶ月後>
通っている婦人科クリニックで異常なしと診断。その後は6ヶ月後受診するように言われる。
<考察>
子宮頸部異形成は、ウィルス感染による婦人科疾患で近年20代の女性に増加傾向にあります。悪性化してしまうこともあるため、婦人科にかかり検査をしながら、経過観察をします。正常に免疫が保たれている場合、ウィルスを排泄する力が備わっているため、ウィルスが自然に排泄されてしまい「異常なし」になることもあります。しかし、仕事によるストレスに慢性的にさらされることや、座りっぱなしの仕事により、気血の流れが悪くなってしまうことや、疲れて免疫が十分に働かなくなってしまうことにより、ウィルスが排泄できずに悪化してしまうこともあります。
特にこの方の場合は、症状はありませんでしたが、全身症状を見て体質改善をすることで、自分で自分を治す力(自然治癒力)が正常に働くようになり「異常なし」になったと考えられます。
<結語>
子宮頸部異形成は、ほとんどの場合、症状がありません。しかし、進行した時に、出血を伴う、おりものが増える、などの症状が見られます。症状がないため、経過観察と言われることも多々あり、従来の医療だと「中等度異形成」まで治療が行われません。軽度異形成の段階で、自然治癒力を高めて、自分の体を整えていくことが大切です。経過観察と言われて不安に感じている方は是非ご相談下さい。
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